クールでスタイリッシュな映像で魅せる『ドライブ』が駆け抜ける新次元

光と影のコントラストが美しくお洒落でクールな映像が魅せる作品である。

クライムサスペンスとしてのバイオレンスなアクションなども後半は展開するが、全編を漂うスタイリッシュな映像美はどこか違う次元の美しさを漂わせている。

あらすじ

昼はハリウッド映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として働く孤高の天才ドライバーが、愛する女性を守るため裏社会を相手に命がけの戦いを繰り広げる姿を描いたクライムサスペンス。
引用:映画.com

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国:アメリカ
  • 公開年:2011年
  • 上映時間:100分
  • 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
  • キャスト:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン

冒頭からかっこよすぎる演出

役者やスタッフのクレジット表示から始まる映画は珍しくないが、この映画はクレジットの文字色がピンクでラフな筆記体長の文字をあしらい、冒頭からオリジナルな世界観が丸出しである。

そして、映像は暗闇からのスタートである。

淀んだ夜景がガラス越にチラつく中、なにやら怪しい電話の会話で幕をあける。どうやら強盗の逃走の手引きをする算段らしい。

低温を保ったままいきなりハイライト

そして逃走車を調達しに夜の街を車を走らせ逃走車に乗り換え犯行現場へ、待ち構えていたように強盗2人組は強盗に入る。

ここからいきなりハラハラドキドキのスタートである、まだ数分も経っていないというのにいきなりの見せ場である。

車で5分は必ず待つというドライバー、盗聴した警察の無線を聴きながら強盗2人が戻ってくるのを待つ、1人が戻るもう一人がなかなか戻ってこない、無線越しに警察車両がすぐそこまで来ていることが伝わってくる、まだかまだか待つとようやくもう一人が出てくる。

急いで車を走らせるが、いきなり信号無視を繰り返すようなカーチェイスには至らない。

あくまでクールに冷静にカリフォルニアの街の地形やその場の状況を活かし逃走を遂行していく。

隙のない映像

80年代を彷彿とさせるコントラストや色使い、間をたっぷりと使った絶妙な場面展開、緊迫感やリアルさを強調する照明使い、どこを取っても隙がないカッコいい映像である。

そしてその映像と絡み合うサウンドトラック。

どこまでも淡々と続くその隙のなさは、息を飲むという我々の行為と重なり合い、美しさを逆手に取った美的世界を提供する。

それは口数の少なさと比例する

昼は車の修理工場で働きながら、たまにハリウッド映画のカースタントマンをこなし、夜は強盗の逃走の手引きをする運転手として働く孤高の天才ドライバー。

しかし一人の女性に思い焦がれたのをきっかけに、物語が予想もしなかった方角へと展開していく。そして闇夜を駆け抜けるスポーツカーのように淡々とそしてスピーディーにこの物語は進む。

果たしてこのドライブの終着点はどこだろうか?

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ネオン輝く中に響くエンジン音

夜の街のネオンとそこに響き渡るエンジン音が映画を観終わった後も頭を離れない。

それはクールでスタイリッシュだがどこか人を虜にするような、そんな不思議な魅力のある作品である。