映画で旅をしよう！とっておきのおすすめロードムービー14選

美しい景色を眺め、ゆったりとした時間を味わい、様々な人々との出会いなど、旅はどこまでも感動や癒しや発見を与えてくれます。そして、新しい価値観や考え方など、人生に新しい空気を取り入れるのに最適です。

しかし、そう簡単に旅に出れないことの方が多いかと思います。そんな時は映画を観て旅をする気分に浸るのも悪くないのではないでしょうか。

定番ものからあまり知られていない作品まで、とっておきのおすすめのロードムービーを集めました。

オン・ザ・ロード

真実を探すための旅

文章を書くのが好きな真面目な主人公の青年が、常識破りで破天荒な青年との出会いをきっかけに、広大なアメリカ大陸を旅をする青春の物語です。

ビート・ジェネレーション作家、ジャック・ケルアックの自伝的小説「路上」を映画化した作品です。

真実を見出すために旅をするという、探求することや追い求めることへのロマンが溢れています。

天国の口、終りの楽園。

若さがもたらす無計画で刺激的な旅

17歳の幼馴染コンビが夏休みに美しい人妻を誘って、3人で”天国の口”という名の幻の海岸をめざして旅に出る物語です。

ガエル・ガルシア・ベルナルの出世作としてもお馴染みです。

若さがもたらす無鉄砲さの中にある、その時その瞬間しか味わえないという喜びという、刹那的な旅の魅力がどこまでも描かれた作品です。

奇跡の2000マイル

挑戦をすることの意味を追求する旅

ラクダと愛犬を引き連れて、オーストラリアの砂漠約2700キロをたった1人で歩いて旅をするという、実話を元にした女性の物語です。

ミア・ワシコウスカが旅をする女性を演じ、アダム・ドライバーがその女性を追うカメラマン役として出演しています。

その無謀とも言えるその挑戦の中にある出会いや様々な体験を通し、自分自身を見つめ直していく姿を描いた感動の作品です

星の旅人たち

聖地巡礼が教えてくれる人生という名の旅

息子を亡くした男性が息子の意思を受け継ぐように、全長約800kmを歩くサンティアゴ巡礼の旅に出るという物語です。様々な出会いや別れを繰り返しながら、黙々と歩き続けるその姿に心打たれる作品です。

数多くの旅人が挑む「サンディアゴ・デ・コンポーラ」の巡礼の旅を題材とした感動作です。マーティン・シーンが主演を務め、息子のエミリオ・エステベスが監督をしています。

とてつもなく素晴らしいスペイン北部の景色を味わうことができます。美しい景色を堪能するのはやはり旅の醍醐味であり、人生は旅であるということを教えてくれる作品です。

イントゥ・ザ・ワイルド

何かを探し追い求めた果ての旅

アメリカを横断の旅に出た人生に不満を抱えていた青年が、その果てにアラスカの荒野たどり着き、命を落とすまでの道のりを描いた作品です。

ジョン・クラカワーの実話に基づいたノンフィクション作品「荒野へ」をショーン・ペンが監督をして映画化した作品です。

何かを探し続け、その見果てぬ向こう側へと向かおうとする旅、そして探究心や好奇心の果ての風景が描かれていきます。

アズマ 息もできない恋

出典：Google

どうしようもない青年の自分探しの旅

ミュージシャン崩れのドラッグに溺れる主人公が、盗んだ車でタトゥーアーティストの女の子を乗せて、旅に出るというロードムービーです。

元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さんの曲が劇中で使われています。洋画で日本語の曲が流れるというのも、どこか親近感を沸かせます。

どうしようもなさに気づき少しづつ自分を取り戻そうとするその姿は、まさに自分探しの旅といった趣が感じられます。

モーターサイクル・ダイアリーズ

青春の南米大陸縦断の旅

キューバ革命の指導者チェ・ゲバラが、若き日に親友と2人で行った、バイクでの南米大陸横断の旅を描いた、青春の旅路を描いた作品です。

ロードムービー作品に定評があるウォルター・サレス監督の作品で、主演はガエル・ガルシア・ベルナルです。

まだ見ぬ地を求めて邁進して行くその姿勢は、のちに革命者となることを予見させるようです。とても熱い感動作です、

マイ・ブルーベリー・ナイツ

失恋の痛手から立ち直るための旅

とあるカフェのオーナーが焼く、ブルーベリーパイと出会った失恋したばかりの女性は、少しだけ自分の中に安らぎを取り戻すのですが、それでもやはり失恋のショックは大きく、1人で旅に出るという物語です。

ウォン・カーウァイ監督の初めての英語の作品です。歌手のノラ・ジョーンズが主演を務めています。

その風景は心傷を癒す役割としての旅の魅力をふんだんに感じます。劇中に登場するブルーベリーパイがとても美味しそうです。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

アメリカ横断フードトラックの旅

一流レストランをクビになったシェフが、フードトラックの移動販売を始め、そのアメリカ横断の旅を描いた心温まるコメディです。

「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役を務めています。

シェフが主役だけに料理映画としての側面も大いにあり、たくさんの美味しそうな料理が登場します。旅の食という大事な要素を思い起こさせる作品です。

ブロークン・フラワーズ

過去の女性を巡る旅

ある中年男性の元に「あなたの子供がもうすぐ19歳になる」と書かれた差出人不明の手紙が届き、その相手を探すために過去に付き合った女性を訪ねる旅に出るという物語です。

ジム・ジャームッシュの前作から6年ぶりという作品で、2005年のカンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞しました。ビル・マーレイの哀愁漂う雰囲気が良い味を出しています。

思い出を巡るという旅のノスタルジックな側面が描かれていきます。

ロスト・イン・トランスレーション

異国の地に滞在するという旅

カメラマンの夫に同行して東京にやってきたは良いけど、時間を持て余してしまっている若い女性と、CM出演のためにやってきたハリウッド俳優の中年男性が、見知らぬ異国の街で出会いうという、滞在型のロードムービーといった感じの物語です。

監督と脚本はソフィア・コッポラで、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞したことでも話題になりました。

とても美しく、心地よい沈黙を伴いながら紡がれていく、異国の地である東京での物語です。サウンドトラックも素晴らしいです。

最後のロードトリップ

出典：Google

死んだ親友のための旅

若くして死んだ親友が残した、イギリス中に遺灰を撒いて欲しいと言う遺言を叶えるために、女友達2人が様々な葛藤とともに、その遺言を実行していく物語です。

遺言を叶える旅という一風変わった設定ながらも、自分自身と向き合うことやその成長していく姿は、旅が与える成長という成果の姿を再確認できる作品です。

車での旅という点もロードトリップが満載です。

父、帰る

父と子の小さな旅

母と暮らす2人の兄弟のもとに、長らく家を出ていた父が突然帰ってきて、混乱する兄弟をよそに何事もなかったかのように父親として振る舞い、次の日の朝息子たちを連れて旅行に行くと言い出し、釣り座をとテントを持ち湖畔へ小旅行へ出かけ丸という物語です。

2003年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、新人監督賞、を受賞したほか様々な映画賞を受賞し話題となった作品で、「裁かれるは善人のみ」のアンドレイ・ズビャギンツェフが監督です

日常の奥底を掘り下げるような描写で、父と子のどこかぎこちない旅路を描いていきます。

わたしに会うまでの1600キロ

人生再出発の旅

母の死に耐えきれず自らの過ちから、結婚生活を破綻させてしまった女性が、人生再出発のために1600キロのを歩いて旅をするという物語です。

旅の舞台はパシフィック・クレスト・トレイルという、アメリカ合衆国の3大長距離自然歩道の一つで、極寒の雪山や酷暑の砂漠を超えて行かなければならないという道のりです。実在の女性シェリル・ストレイドの自叙伝が元になっています。

まさに自分と向き合うということをどこまでも追求するような、とても過酷な旅路が描かれていきます。

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