俺がお前でお前が俺で『LOOPER ルーパー』が放つ危険な駆け引き

30年後からやってきた未来の自分と対峙する暗殺者の姿を描いたSFアクションです。

とても練られた濃厚な物語の背景や、張り巡らさせれた伏線が最後まで想像力を膨らませてくれます。

あらすじ

タイムマシンの開発が実現するも、法律で使用が禁じられている近未来。法を恐れぬ犯罪組織が、消したい標的をタイムマシンで30年前に送り込み、そこにいる「ルーパー」と呼ばれる暗殺者に標的を殺させていた。凄腕ルーパーのジョーはある日、いつものようにターゲットの抹殺指令を受けるが、未来から送られてきた標的は30年後の自分自身だった。
引用:映画.com

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国:アメリカ
  • 公開年:2012年
  • 上映時間:118分
  • 監督:ライアン・ジョンソン
  • キャスト:ブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン=レビット、エミリー・ブラント、ポール・ダノ、ノア・セガン

禁止されたタイムトラベル

現在から30年後の近未来ではタイムマシンの開発が実現しているのですが、様々な問題から法律で使用が禁じられています。

法律を恐れない凶悪な犯罪組織がタイムマシンで消したい標的を30年前に送り込み、そこにいる「ルーパー」と呼ばれる暗殺者に標的を殺させています。

証拠を残さない完全犯罪を成立させるためにタイムトラベルの技術を悪用しているのですが、このタイムトラベル暗殺の秘密を守るためかなり厳しいルールがルーパーたちには課せられています。

そして処分した標的の背中には大量の銀貨がつけられていてこれがルーパーたちの報酬になります。

時には未来の自分さえも

ルーパーは未来の自分が送り込まれてもいつものようなルーティンワークとして自分自身さえも処分をします。

送り込まれてきた標的は頭に白い袋を被せられていて送り込まれたその瞬間に銃を放たれます。なので自分自身が送り込まれてもそれが分からず処分を余儀なくされるのです。

自分自身だと分かるのは処分後に背中に銀貨ではなく金貨がついているのが目印で、それでルーパーは自分自身を処分したということを知ります。この行為を「ループを閉じる」とルーパたちの間では呼ばれています。

未来の自分と対峙する

主人公の凄腕ルーパーのジョーはある日、いつものようにターゲットの抹殺指令を受けるのですが、未来から送られてきた標的は30年後の自分ということが分かります。

そして凄腕ルーパーのジョーの未来の自分にふさわしく、未来のジョーはその場を切り抜け処分されずに逃げ出してしまいます。

しかしこれがルーパーのルールに反するので、今の自分も未来の自分も組織に追われることになります。

そして未来の自分が現在の世界でとんでもないことをしようとしていることを知り、現在の自分は未来の自分と戦うことになってしまうのです。

2つの時間軸と1つの物語

現在と未来という時間軸においてのそれぞれ状況と、自分自身という一つの存在これらが葛藤し合いとてつもない物語が進んでいきます。それは善と悪などで簡単に片付けることのできないとても複雑な心情を伴う物語です。

主人公は追われる犯罪組織の存在や、未来の自分自身が現在で振りまく行動に翻弄されながらも必死で対峙していきます。

果たしてこの複雑な物語にどう落とし前をつけるのでしょうか?

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ループという名の進行形

この作品には単なる繰り返しという名目のループは存在しません。そこには複雑に絡み合った様々な出来事が現在進行形でそびえ立ち、まるで出口の見えない物語が続いていくのです。

ありそうでないタイムトラベルの扱い方から放たれるこの重厚感たっぷりの展開は必見です。