SFに近づく現代社会『トランセンデンス』が描く人間の意識を工学するということ

人類による科学や工学などのテクノロジー進化後の未来を暗示するような作品である。テクノロジーが人類を超える時、それはどんなことが起きるだろうか?

そして人間の作ったコンピューターが神さえも凌駕する存在になったら、そこにあるのは明るい未来かそれとも…

あらすじ

人類の未来のため、意識をもったスーパーコンピューターを研究開発している科学者ウィルは、反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れるが、妻のエヴリンによってウィルの脳はスーパーコンピューターにアップロードされる。消滅するはずだったウィルの意識はコンピューターの中で生き続け、やがてネットワークの力によって地球上のあらゆる知識を手に入れ、予想もしない進化を始める。
引用:映画.com

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国:アメリカ
  • 公開年:2014年
  • 上映時間:119分
  • 監督:ウォーリー・フィスター
  • キャスト:ジョニー・デップ、モーガン・フリーマン、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー、キリアン・マーフィ

人間×コンピューター=?

科学者ウィル人類の未来のため、意識をもった量子コンピューターを研究開発していて、世間からの評価や信頼も高い。しかしある日反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れ、余命を宣告されてしまう

そこで妻のエヴリンによってウィルの脳はコンピューターにアップロードされる。ウィルが研究してきたテクノロジーの飛躍に自ら実験台となるのである。

消滅するはずだったウィルの意識はコンピューターの中で生き続ける事になる、やがてネットワークの力によって世界中のあらゆる知識を手に入れ、とてつもない進化を遂げていく。

神経工学という分野

コンピューターにと人間の意識を掛け合わせ、テクノロジーの進化を驚異的なものにするというと、非現実的ないかにもSF的な話と受け取ってしまいそうだが、実はこれは最近現実に研究され始めていることなのである。

神経工学という言葉を聞いたことあるだろうか?脳を電気的に刺激する装置や、体内埋め込み式の医療機器やデバイスのなど、人間の脳や体の中にコンピューターを埋め込むという試みである。

こういった人体そのものとコンピューターを掛け合わせることを探求する、神経工学という分野の研究が近年盛んになってきている。

SFに世界が追いついている

そしてこの映画の中で見られる、コンピューターと人間の脳や意識を融合するという研究も、実際に行われ始めているのである。

テスラモータスやスペースXのCEOであり、起業家のイーロン・マスクがコンピューターと人間の脳を融合し、人々がマシンに追い付いていくのを手助けしたいという目的で、2017年に新しく「ニューラルリンク」という会社を立ち上げた。

脳と人工知能を接続するという試みを現実的に行い、テクノロジーの暴走を制御することを目指しているという。

人間が人工知能の飼い猫にならないために、対策の1つとして人工知能の層を人間に加えることであり、デジタルな層を大脳皮質に取り付ければ人間と人工知能がうまく共生できると、イーロン・マスクは語っている。

そこにあるのは希望か絶望か

そして、ウィルの意識と繋がったコンピューターは、神をも凌駕する様々なことを現実としていく。

果たして人とテクノロジーが融合し進化をするということが、人類にとって吉と出るのか凶と出るのか。そしてこれは暴走なのか、それともより良い方向へ進むために必要な手段なのか?

このSFという名の現実から我々は逃れることはできない。

『トランセンデンス』を観るなら、U-NEXTの無料お試し期間を使おう!

『トランセンデンス』が観たくなった方にうれしいお知らせ。

今ならU-NEXTで『トランセンデンス』を鑑賞することができます。

31日間の無料お試し期間があるので、こちらを活用すればU-NEXTで約12万本の動画が31日間無料で楽しめます。

また、ダウンロード機能もあるのでスマホやパソコンに取り込んで、通信速度を気にすることなく外出先でも映画を楽しむことも可能です。

しかも、今ならU-NEXT内の新作映画や人気作品に使える600円分のポイント特典が付いてきます!

スマホアプリも使いやすいのでオススメです。

日本最大級のビデオオンデマンド<U-NEXT>今なら無料トライアル実施中!



もたらされる驚きと感動

人間とテクノロジーの融合という難しいテーマを軸に、人間ドラマやエンターテイメント性などもしっかりと抑えらたストーリー展開が、様々な想いを我々に味あわせてくれる。

現実と未来の間で、テクノロジーの進化のもたらす恩恵とは何なのかを考えさせられる、とても感動と驚きのある作品である。