人類の未来を人工知能との共存をテーマに描いた近未来SF。
機械は進化し、より良い未来がそこにあるはずだった…進化する人工知能や発展していく科学と人は共存は可能なのか。
人と機械、希望と絶望、繁栄と退廃、全てが隣り合わせで、世界の終わり感満載のとてつもない衝撃作。
あらすじ
太陽風の増加により地球の砂漠化が進み、人類が存亡の危機にひんしている2044年。「生命体に危害を加えてはいけない」「自身で修理・修繕をしてはけない」というルールが組み込まれた人工知能搭載ロボット「オートマタ」が、人間に代わる労働力として必要不可欠になっていた。しかしある時、オートマタを製造・管理するハイテク企業で調査官として働くジャックは、そのルールが破られていることに気付く。
引用:映画.com
キャスト・スタッフ紹介
- 制作国:スペイン・ブルガリア合作
- 公開年:2013年
- 上映時間:109分
- 監督:ガベ・イバニェス
- キャスト:アントニオ・バンデラス、ビアギッテ・ヨート・スレンセン、メラニー・グリフィス、ディラン・マクダーモット、ロバート・フォスター
ディストピアとは?
ユートピアとは逆の絶望にあふれた未来。
絶望しかそこになく終わりへのカウントダウンが始まっているとしか感じない世界。人はいつでも豊かな繁栄と明るい未来を作るために生きている、しかし必ずしも未来にはユートピアが訪れるとは限らないのか?
人はいつでも希望を創り出す事が絶対条件である、その人が作る機械もこれまた然りである。
しかし絶望的ディストピア的世界に世の中が覆われてしまったら、そしてその中で生き抜いていかなければなかったら、人と機械はどう共存するのが正解と言えるだろうか。
世界は終わってしまうのか?
舞台は2044年、雨は滅多に降らず降ったとしても強い酸性雨、大地は干からびかけ世界の大半が砂漠になっている。
人工知能搭載ロボットが、人間に代わる労働力として必要不可欠になっているのだが、そのロボットたちが脅威にならないように、あるルールが設けられロボットたちは作られている。
「生命体に危害を加えてはいけない」「ロボット自身で修理・修繕をしてはけない」、この2つをしっかりとプログラムする事がこの世界のロボット製造の掟である。
しかし、規則を破るロボットが見受けられるようになる…
それは何者かの手による陰謀なのか?それともこの終末的世界に必要不可欠な事の現れなのか?
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そこにあるのは絶望か希望か
退廃したディストピア的近未来の中で描かれる衝撃的な作品である。
絶望を乗り越える手段としての希望、その希望の手助けをするために作られた人工知能搭載のロボットたち、人工知能についての話題が事欠かない昨今、この映画が物語るのは希望か絶望か?
ぜひ今この時代に観ておくべき作品なのではないだろうか。