その悲しみを乗り越えて『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』からのメッセージ

悲しみにどう立ち向かっていくか、永遠のテーマでもあるそんなメッセージを、一人の少年と家族が紡いでいく物語。

そこにある希望と再生の物語が、すこやかな輝きを持って描かれていきます。

あらすじ

9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、クローゼットで1本の鍵を見つけ、父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく。
引用:映画.com

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国:イギリス
  • 公開年:2015年
  • 上映時間:108分
  • 監督:アレックス・ガーランド
  • キャスト:ドーナル・グリーソン、アリシア・ビカンダー、オスカー・アイザック、ソノヤ・ミズノ

永遠の思い出

心の中にある楽しい思い出、しかしそれが仇となり前に進めないこともある。思い出ごと取り除いてしまいたい衝動に駆られるが、そんなことはなかなか難しい。

人の心は時にどうしようもなく弱く、その先の道さえも見失ってしまう。

悲しみが深ければ深いほど虚無感がはびこり、その先の何かを遮ってしまうのである。

再生するために必要なこと

絶望があるなら希望がある、止まって動けなくなってしまったら、少し休んでまたやり直せばいい、人は再生する能力を持っているからだ。

成長するということは何かを乗り越えるということ、大きな壁でも些細な何かでも、日々何かしらを乗り越えて人々は生きていく。

得意なこと不得意なこと、人それぞれの特性の中で前に進んだり止まったり、たまに後ろを振り返ったりしながら、我々は進んでいくのである。

何かを見つける喜び

何か新しいことを発見した時自ずと喜びに包まれる、人は生きるために様々なことを見つけたり、発見しながら進化してきた。人が前に進むためにはこの何かを見つける作業がとても重要なことなのではないだろうか?

古い価値観や考え方が使えなくなった時や、先の見えない不安に包まれてしまった時も、新しい考え方を取り入れることで、少しだけ営みを緩やかに行っていくが可能になる。

まさに知恵こそが心に安らぎを与え、人々の暮らしを支えてくれているのかもしれない。

メッセージを探して

9・11テロで最愛の父を亡くした主人公の少年オスカーもまた深い悲しみの中にいる。どうしようもない痛みを抱えてはいるが、まだ幼い故に全てに向き合うことなどできずに日々を過ごしていく、どこかあっけらかんとした開き直ったようなその態度の裏には、とてつもない悲しみが垣間見える。

そんなある日父親の遺品の中から1本の鍵を見つける、そして父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。

再生するために必要な何かに出会うために、オスカーは不得意な事や苦手な事、些細な恐怖に向き合いながらも、街の風景や人々の営みの中を駆け巡っていく。

人の数だけドラマがある

まさにヒューマンドラマともいうべきこの物語は、人々のぬくもりや家族の愛に向き合うと事の大切さを教えてくれる、世代や性別や年齢や職業などを超えて、人々が持っている共通した何かがそこにはある。

その何かこそが人が人であるべき理由や、家族というぬくもりのあるべき姿を映し出すことを出来る。

悲しみや痛みの中から抜け出そうとする意思と、そこにある人間の様々なドラマが絡み合い、オスカーは大事な何かを見つけていくのである。

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ぬくもりの風景

気がつけば最後まで飽きることなく、柔らかな光のように差し込むこの作品の輝きに包み込まれていく。

主人公オスカーが必死で見つけようとする、そのメッセージが教えてくれる光に希望を見出さずに入られないだろう。

そしてそのぬくもりにこそ用があるのだ。