長回し風の凝った美しい映像やJAZZ風のドラムのみを多用したサウンドトラック、はたまた演技派だらけの役者陣の濃すぎる立ち振る舞いやそれを最大限生かす演出など見所満載の1本です。
アカデミー賞の9部門でノミネートされ、作品賞、監督賞を含む4部門を受賞したのも納得です。
目次
あらすじ
かつてスーパーヒーロー映画「バードマン」で世界的な人気を博しながらも、現在は失意の底にいる俳優リーガン・トムソンは、復活をかけたブロードウェイの舞台に挑むことに。レイモンド・カーバーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出も主演も兼ねて一世一代の大舞台にのぞもうとした矢先、出演俳優が大怪我をして降板。代役に実力派俳優マイク・シャイナーを迎えるが、マイクの才能に脅かされたリーガンは、次第に精神的に追い詰められていく。
引用:映画.com
キャスト・スタッフ紹介
- 制作国:アメリカ
- 公開年:120分
- 上映時間:120分
- 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ/li>
- キャスト:マイケル・キートン、ザック・ガリフィアナキス、エドワード・ノートン、アンドレア・ライズボロー、エイミー・ライアン、リーガン・トムソン
監督は「バベル」「21グラム」など、シリアスな人間ドラマで高い評価を得ているメキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、主演は「バットマン」のマイケル・キートンという異色ながらも豪華な組み合わせです。
長回しのかっこよさ
とにかくこの映画の見所はワンカット長回しです、
正確にはワンカット風長回し風なのですが、最初から最後まで1つの視点で追いかけていく巧みなカメラワークと編集には脱帽です。
かなり工夫を凝らした撮影方法と圧倒的で計算され尽くされた編集技術があいまって独特の世界観を描き出しています。
独特のサウンドトラックが重なりとてもお洒落な空気感が全体に漂います。
落ち目な俳優の起死回生
俳優リーガン・トムソンかつてスーパーヒーロー映画「バードマン」で世界的な人気を博しながらも、現在は落ち目で失意のどん底にいます。
起死回生の復活をかけでブロードウェイの舞台に挑むことになり、レイモンド・カーバーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚本で演出も主演も兼ねて一世一代の大舞台にに立とうと試みます。
追い詰められる主人公
大怪我をして降板した出演俳優がの代役で実力派俳優マイク・シャイナーを迎えるのですが、マイクの才能に脅かされたリーガンは次第に追い詰めらせていきます。
その美しい映像とは裏腹にどんどん主人公の精神状態は崩壊していくのですが、それが決してシリアス過ぎずどこかユーモラスに描かれていきます。
果たしてこの舞台は成功するのでしょうか?
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花を添えるサウンドトラック
そして花を添えるJAZZ風のドラミングを多用したサウンドトラックがかっこよく、気持ちの良い場面展開の後押しを促進しています。
映像が語る作品
映像のかっこよさや美しさに負けないストーリ展開や役者陣の演技など、最初から最後までとにかく目が離せない作品です。
こういう映画があるから私たちは映画を観ることをやめられないのかも知れません。