甘酸っぱい青春『アドベンチャーランドへようこそ』それはひと夏の出来事

出典:Moviezeal

甘酸っぱいひと夏の物語

1980年代のとある夏を舞台にした、若者たちのひと夏の恋と成長を綴った青春ラブコメディです。

80年代カルチャーをバックグラウンドに描かれる、そのダサかっこいい世界観がなぜかクセになる作品です。ドタバタ感もありながらも、しっかりとした青春のラブストーリーが描かれていきます。

あらすじ

87年夏、大学院への進学を控えた冴えない青年ジェームズは、父親が減給されたために夏休みに予定していた海外旅行をあきらめ、地元の寂れた遊園地「アドベンチャーランド」でアルバイトすることに。ジェームズはそこで、エキセントリックなバイト仲間たちや美少女エムと出会う。
引用:映画.com

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国:アメリカ
  • 公開年:2009年
  • 上映時間:106分
  • 監督:グレッグ・モットーラ
  • キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、マーティン・スター、ビル・ヘイダー、クリステン・ウィグ

それは夏の出来事

大学院への進学を控えた、大学4年生の青年ジェームズはウキウキ気分で夏休みを迎えます。その年の夏休みは家族でヨーロッパ旅行に行く予定です。

しかし、父親が部署を異動され減給されたことを母に告げられます。当然のことながら旅行の計画もパーになり、それどころか大学院進学のための費用の捻出も危ういと言われてしまいます。

入学金や学費を稼ぐためにこの夏休みは実家に戻って、地元でのバイトに明け暮れることになってしまいました。

それまできちんとアルバイトや仕事をしたことがないジェームズは、いくつか面接に行くものの、すべて断られてしまいます。そこで最後の切り札的な存在の、地元にある少しさびれた遊園地「アドベンチャーランド」に面接に行きます。

そこは給料は最低賃金で長時間労働が有名な環境ですが、背に腹はかえられません。

遊園地の花形といえば、やはりジェットコースターや観覧車などの乗り物です。ジェームズも当然のことながら乗り物担当を希望するのですが、その内気な雰囲気や見た目からゲーム担当を勧められます。

それを少し嫌がりながらも、アルバイトをしてお金を稼がなければならないジェームズは、ゲーム担当としてアドベンチャーランドで働くことになります。

しかしこのゲーム担当になったことが、バイト仲間の美少女エムとの運命的な出会いに繋がります。

1987年の夏が舞台

2009年の作品でありながら80’sのヴァイブス溢れる、ダサかっこよさが満点の世界観が素敵です。

テレビから流れてくる長髪できらびやかな衣装のLAメタルバンドの音楽や、ケミカルウォッシュのジーンズや、大げさなまでの巻き髪など、衣装や振る舞いやサントラに至るまで、抜かりなく80’s感が再現されています。

それはなんだか甘酸っぱくもありほろ苦い、年代は違えど誰もが持っている”あの夏”を感じずにいられません。

そして、この映画で描かれるどこまでも突き抜けた感じは、誰もが浮かれていたあの時期の日本と共通する部分は多々あるように思います。

日本で1987年といえば我らがアイドル、岡村靖幸がアルバムデビューした年です。岡村靖幸の名曲「カルアミルク」で歌われているような、突き抜けた喧騒と切なさが同居する世界が、この映画でも描かれているような気がします。

それは甘いカクテルで簡単に酔っ払ってしまう年頃特有の、どこか少し背伸びをした青春の風景とでも言えば良いでしょうか。若さゆえにお互いの気持ちをうまく伝えることができず、気がつけばすれ違っていたり、傷つけあってしまうというような具合です。

ジェームズはそれでも”どんなものでもエムにかないやしない”と、様々な葛藤や誘惑を乗り越えて、その一途な気持ちを走らせていきます。

真夏の恋の風景

夏は人を開放的にさせます。そして夏といえば恋です。

ジェームズもアドベンチャーランドで働くバイト仲間もここぞとばかりに浮かれまくって、ラブロマンス探しに余念がありません。遊園地のきらびやかな電飾に彩られるかのように、ジェームズの夏の恋は進行していきます。

エムの家でパーティーに招かれ、庭にあるプールにではしゃいだり、ディスコに行って踊ったり、ダサいバンドが演奏するレストランで語り合ったりと、夏の青春を満喫します。

しかし、やはり夏といえども恋はなかなか上手くいかないもの、誤解やすれ違いが行く手を阻みます。そして、それどころかリサという、男性なら誰でも憧れるような、美貌を持った女性の誘惑も迫ります。

それはどこまでもカラフルな青春像と言えるほど、暴れまくった情熱がそこら中に立ち込めています。

胸に残る甘酸っぱさ

見終わった後の胸に残るなんともいえない感じが切なくもあり心地よい、そんな風に感じられる映画です。

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